日体大との入れ替え戦に勝利し1部残留


 10月27日、戸田市スポーツセンターにて2部2位の日体大との入れ替え戦が行われた。21日に行われた白鴎大との最終戦に敗れた専大はリーグ戦7位という結果に終わり、入れ替え戦に臨むこととなった。対する日体大は2部を10勝1敗と圧倒的な強さで勝ち抜いてきた強敵である。

 試合は日体大特有の大応援団の歓声の中始まった。第1ピリオド、序盤両チームとも実力拮抗した試合をみせるも、日体大に先制されペースを握られるが専大も一歩も譲らない。終盤に#77柳瀬(文2・金沢総合高)のシュートが決まり、16-18と僅かにリードされたまま、第1ピリオドを終える。
 
 第2ピリオド、専大は#19岡村郁美(人間科学1・金沢総合高)を投入し、流れを変えようと試みる。この采配がズバリ的中し、一気に流れを掴み逆転に成功する。しかし中盤に、日体大に追い付かれるものの、岡村のシュートが決まりリードを譲らず33-31と専大が逆転し、前半を終える。

 第3ピリオド開始早々、岡村が長所である、3Pシュートを決め専大がリードを広げていく。中盤、日体大が食らいついてくるも#15加藤夕貴(文3・明星学園高)の個人技が冴え渡り、53-48と専大リードのまま最終ピリオドへ。

 最終ピリオド、専大は柳瀬の3Pシュート、加藤のシュートなどで点差を広げていく。しかし、日体大も1部昇格への気迫をみせ勢いを増してくるが、柳瀬の巧みなゲームコントロールにより点差を縮めさせない。試合終了間際に柳瀬が負傷してしまうもそのままゲームセット。71-66で勝利し、見事1部残留を決めた。



▲個人技で相手を翻弄した加藤


▲この日チーム最多得点の岡村


児玉茂監督のコメント
 「(試合を振り替えって)ポイントガードを怪我で欠いていたので苦しい展開になるとは予想していた。ゾーンディフェンスを用いて上手く相手チームの速攻を止め、マンツーマンで相手の起点となる選手を抑えれば勝機があると踏んでいた。(来シーズンに向けて)優勝できるようにチーム一丸となって努力したい」

岡村郁美のコメント
 「(試合を振り替えって)出場は1週間前から言われていた。2部には落ちたくなかったから絶対に負けられなかった。いつも以上に、冷静にプレーすることを心がけた。(来シーズンに向けて)1部としての自覚をもって戦っていく。それよりもまずは、インカレで結果を残したい」




(石川 達也・人間科学1=写真も)





すべての著作権は専大スポーツ編集部に帰属します。
ホームページ内に掲載の記事・写真・その他全てのコンテンツの無断転載・利用を禁じます。


inserted by FC2 system