慶應大学日吉記念館にて、関東大学リーグ1部の最終戦が10月30日に行われた。この試合の勝敗に関係なく2部との入れ替え戦が決定している専大は、最後まで一つずつ勝ち星を重ねようと拓大との最終戦に臨んだ。
《関東大学バスケットボールリーグ戦・最終日》 ○専大 72―71拓大●
スターティングメンバー
#4 高橋陽(経営3・能代工高)
#11 宇都直樹(経営2・中部大一高)
#22 樋口大倫(経済3・名古屋大谷高)
#33 館山健太(経営3・能代工高)
#91 太田真司(経営4・鶴岡工高)
第1ピリオド、専大は宇都のドライブや館山の3ポイントで得点を重ね、24―20と上々のスタートを切る。
しかし、第2ピリオドは一転得点が停滞し、残り8分という早い段階で逆転を許してしまう。残り3分で再逆転するものの、このピリオドでは9点しか奪えず、33―31とわずかなリードを保って前半を終了した。
後半第3ピリオドは再びハイテンポな点取り合戦が繰り広げられる。館山と拓大#94長谷川選手が3ポイントを奪い合い、宇都はランニングプレーで点数を重ねていく。また樋口、太田のシュートブロックや、激しいゾーンディフェンスで相手に主導権を握らせない。
第4ピリオドは両チーム均衡したまま試合が続くが、残り4分に逆転されてしまう。最大8点差をつけられてしまうが、宇都が奮起し点差を縮めていく。そして、69―71で迎えた残り1.2秒。館山が逆転の3ポイントを決め、そのままタイムアップ。劇的な勝利を収めた。
またこの日は最終日のため、大会結果と個人成績が発表された。専大は10チーム中8位、宇都が2年連続の得点王に輝いた。「(マークが厳しくなった分)去年より得点を取るのが難しかった。そんな中で得点王になれたことが嬉しい」と語った宇都は、入れ替え戦に向けては「最後に3連勝した勢いで臨む。自分はチームの特攻隊長として走り回りたい」と意気込んだ。
専大にとって8位という結果は本意ではないはずだ。ぜひとも入れ替え戦に勝利して、本来の力を知らしめてほしい。
(川村 真樹・人間科学2)