関東大学バスケットボール新人戦が6月6から12日まで開催された。専大は、フルメンバーでも2年次生にしてチームのエースにのし上がった宇都を筆頭に1回戦に臨んだが、突破はならず。初戦負けという屈辱を味わった。
《関東大学バスケットボール新人戦1回戦》 ●専大 73―76 大東大○
スターティングメンバー
#11 宇都直輝(経営2・中部第一高)
#15 小野寺弘晃(経済2・新潟商高)
#35 鈴木駿平(経済1・伊豆中央高)
#47 藤田弘道(経営1・福岡大大濠高)
#69 湊大樹(経営2・能代工高)
昨年のリーグ戦に引き続き、関東学生トーナメントでも得点王に輝いた宇都が、この試合も持ち前の攻撃力を発揮した。第1ピリオドには相手に小さいゾーンを作られ攻めあぐねるも、第2ピリオドには3ポイントシュートも飛び出すなど引き出しの多さを見せつけ、専大の得点の半分を稼いだ。しかし、やはり課題のディフェンス、リバウンドが機能しない。良い形で点を取った直後に戻りの遅さから相手にイージーシュートを決められるなど、「流れ」を作れないまま試合を進めてしまい、第4ピリオドで逆転され敗北した。
試合後、中原雄監督は「とにかくディフェンス、リバウンドが悪かった」と強調。現在上級生たちの状況が「近年まれに見る」良さだと言い、下級生は上級生の勢いにのまれてしまっていると話した。リーグ戦では上級生が主体になってくるだろうが、今の下級生も来年、再来年にはチームを引っ張る存在にならなくてはいけない。中原監督はリーグ戦に向けた課題について、「選手たちにはずっと『向かっていけ』と言い続けてきた。この結果に、どれだけ悔しさを持って今後の練習に取り組めるかが重要だ」と、精神面での成長に期待を示した。
(川村 真樹・人間科学2)