京王電鉄杯3日目 明大、早大に快勝 今季初白星を挙げる
大会2日目終了時点の順位は以下の通り。
青学大 4勝0敗(96-82専大●)
拓大 3勝1敗(88-73専大●)
慶大 3勝1敗
中大 3勝1敗
日大 2勝2敗(64-62専大●)
早大 2勝2敗
法大 2勝2敗(83-76専大●)
明大 1勝3敗
専大 0勝4敗
東大 0勝4敗
無敗を守る青学大を1敗の拓大と慶大が追う形だ。未だ勝ち星のない専大だが、どの試合も15点差以内の接戦であった。
4月29日、大会3日目の今日は昨年の2部リーグ優勝校の明大と、同じく2部リーグ4位の早大と対戦した。
≪第1試合≫ ○専大 106-77 明大●
スターティングメンバー
♯1 宮城 信吾(4・美来工科高)
♯5 外岡 孝幸(4・常盤大高)
♯11 宇都 直樹(1・中部第一高)
♯20 張 威威(4・霞ヶ浦)
♯33 館山 健太(2・能代工高)
序盤から激しいファールプレーが目立ったが、4年生の♯1宮城、♯20張の上級生を中心にゲームメイクし、チームのスローガンである“DEFENSE!REBOUND!”が冴えた一戦であった。
また、この試合では専大のオフェンスが大爆発。昨年からチームの攻撃の核となっている♯33館山のシュートや、期待の新人・♯11宇都のシュートが次々と決まり、相手に攻める隙を与えることなく、ゲームの主導権を握り続けた。
♯92小野俊樹(1・鶴岡工高)、♯14藤岡昂希(1・市立船橋)などニューパワーの活躍もひかり、30点近く点差をつけ明大に快勝した。
♯91太田真司(3・鶴岡工高)、♯4高橋陽(2・能代工高)など主力選手が出場を見合わせた中で、一人一人が自分の役割をしっかりと果たし、完成度の高い試合を私たちに見せてくれた。
試合後、高橋トレーナーは「今日はみんなディフェンスとリバウンドがよくできていた。今までの4試合とは動きがまるで違っていた。自分のやるべきことを、一人一人がしっかりとこなしていたのが勝因だと思う」とコメント。
1年生について尋ねると「宇都も小野も藤岡も大学生と試合をするのが今大会で初めて。体格の違いや、当たりの強さなどに若干戸惑う部分や、自分のプレーを簡単にはさせてもらえないことがあると思うが、これもよい経験だと思う。非常に高い能力を持っている選手なので今後に期待したい」と話し、「残りの試合の鍵もディフェンスとリバウンド。これに尽きます。今日はたまたまオフェンスも調子が良かったが、まずはしっかりと相手を抑え込むことが重要。主力選手が欠けているが、選手権までに調整できるように頑張ります」と意気込みを語ってくれた。
▲注目のルーキー・宇都 今後の活躍に期待がかかる
(大津智世・経営3)
≪第2試合≫ ○専大 80-71 早大●
スターティングメンバー
#1 宮城 信吾
#5 外岡 孝幸
#11 宇都 直樹
#20 張 威威
#33 館山 健太
#5外岡を中心としたゲームメイクで、立ち上がりから#20張、#11宇都を中心にボールを集めて得点を重ねる。第1ピリオド残り1分で#33館山がケガで#6金田大輝(4・飛龍高)と交代。相手チームの厳しいディフェンスにも専大は対応しインサイド陣の奮闘もあり12点リードで前半を折り返す。
後半では専大のオフェンスがはまり、#6金田、#41根岸健太(3・前橋育英高)がリバウンドやポストプレーで活躍。第4ピリオド後半から#14藤岡が投入され、巧みなドライイブインで6得点を上げた。80-71と早大に勝利し専大は2勝目を飾った。
前半に比べ後半では格段にローテーションが早くなり、リードを守り続けた。#20張、#1宮城と#41根岸のインサイド陣が活躍を見せた試合だった。ここまで主力メンバーのケガが相次ぎ、全快の状態ではない専大だが、昨年に比べ選手層が厚くなっていることは確かだ。
試合後の中原雄監督は「昨年の経験からたくさん学んだことはあった。今大会を通じて外岡は一皮むけてくれるだろう。彼もケガなどで色々葛藤があったと思う。今の4年生は試合に出ている選手も出ていない選手も気持ちがしっかりしているので後輩がついてきている」と話した。
▲今大会で活躍を見せる外岡
(菅原亜美・文3)
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