東都秋季リーグ 第1カード対国士大 2勝1敗で勝ち点1



【第1戦】 
 
 9月5日、神宮第二球場にて、東都大学野球秋季リーグの第1回戦が行われた。相手は国士大。秋季リーグの大切な初戦、白星スタートを切りたいところである。
 
 先発の春山大介(経営3・桐蔭学園高)は、先頭打者ホームランを浴びるなど、立ち上がりから相手打線に苦しめられ、1回2/3、2失点で降板。これ以上の失点は防ぎたい投手陣も、相手打線を止めることができず、一方的な試合展開となった。
 援護したい打線も、得点のチャンスにあと1本が出ず、7回の荒木翔平(経営1・横浜高)のソロホームランによる1点のみ。1-12で大切な初戦を落としてしまった。
 一部昇格を目指すには、明日と明後日の連勝で勝ち点を挙げることが不可欠だ。大いに期待したい。

青柳直樹(経済4・日本航空高)主将のコメント
「序盤の大量失点で試合が作れなくなってしまった。1戦1戦、目の前のチームを倒していくだけ。」



(鈴木 詩織・文1)


【第2戦】
 前日の1-12と大差をつけられての敗戦から気持ちを切り替えたい一戦である。

 専大の先発投手は池田駿(商1・新潟明訓高)。池田は初回に先頭打者の出塁を許すと、タイムリーヒットを打たれ1点を先制されてしまう。しかしながら、3回に河合優介(商2・明徳義塾高)の犠飛、4回に稲角航平(経済1・常葉学園橘高)のタイムリーヒットで点を重ねて逆転に成功。5回には渡邊祥平(経済2・作陽高)がレフトへスリーランホームランを放ち、1年生投手を援護した。3回以降は毎回安打が出るなど13安打9得点と打線が爆発。渡邊は4打数3安打4打点の活躍で存在感を見せつけた。打線の援護を得た池田は苦しみながらも9回4失点で完投。先頭打者を出塁させてしまうことも多々あったが、粘りのピッチングで国士大打線を抑えた。

 2部優勝に向けて、いいスタートを切るにはまず第1カードで勝ち点を挙げること。明日の試合は重要なものとなるので、この勢いで連勝してもらいたい。

高橋薫監督のコメント
「池田の実力なら抑えられる相手なので、池田にしては悪い投球だったが勝てたので良かった。(打順変更の意図について)先発出場した中井には4年生の意地に期待しての起用だった。下級生ののびのびとしたプレーに期待している」



(葛西 千瑛・文1)




【第3戦】
 
 9月7日、1勝1敗で迎えた第3戦。
 第2戦を制して流れは専大に。それを体現するかのように、初回ランナー2人を置いて今季初スタメン4番の大久保泰成(商3・東亜学園高)がライトスタンドに見事アーチをかける。初戦の1-12という敗戦の記憶を払拭するかのような一発であった。勝つんだ、という気持ちが前面に出たプレーであった。それは、先発投手の春山大介(経営3・桐蔭学園高)も然りである。熱のこもった投球で危な気なく8回まで無失点、最後は池田駿(商1・新潟明訓高)がビシッと3人で締め、5-0で快勝。待望の勝ち点1を得た。
 来週からは立正大戦。春季リーグでは勝ち点を挙げている相手だけに、確実に勝って國學院大戦との次節につないでいく。

高橋薫監督のコメント
「(今リーグのチーム状態について)このチームは分からない。ただ精神的には強くなっていると思う。(今後の4番の起用について)うちには4番がいないから、今後も日替わりで挑む」



(堀部 知・法2)




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