東都春季リーグ第3戦 重すぎた大量失点、集中打を浴び敗戦‏


 4月8日に東都大学野球春季リーグの対拓大第3回戦が東京農業大グラウンドで行われた。
 
 1勝1敗のタイで迎えたこの試合、勝てば勝ち点をゲットできる大事な試合なだけに絶対に落とすわけにはいかない。また、これまでの2試合はともにロースコアの戦いになっているだけに先制点の行方が試合の流れをつかむうえで重要になってくる。


 専大の先発投手である山田智弘(商2・県立岐阜商高)は1回を三者凡退に抑えて投手戦になるかと思われたが、2回2アウトランナーなしからの5連打とワイルドピッチがからんで4点を先取される苦しい展開になった。5回にも4点を失い、5回終了時点で0-8と大きく点差が広がってしまう。
 奮起が期待される打線は何度も得点圏にランナーを置くものの、なかなか得点につなげることができない。このようなちぐはぐな状態が続く中、7回に3番の主将青柳直樹(経済4・日本航空高)がタイムリーツーベースを放ち、ようやく1点を返した。8回にも青柳が2点タイムリーを放ち、5点差まで詰め寄る。だが、時すでに遅し。2回と5回の大量失点が最後まで尾を引いて3-8で敗戦。1勝2敗で負け越した専大は勝ち点をゲットできずに終わった。
 
 いきなり出だしでつまずいてしまった専大だが、昨季出場機会のなかった秋葉元樹(経営2・長狭高)がリリーフ登板で好投したことや打線が今季初の2ケタ安打と当たりが出てきていることは収穫といえるであろう。次週からの立正大戦に巻き返しを期待したい。
 

▲全打点を叩き出した青柳
 

▲好リリーフの秋葉
 
高橋薫監督
「山田の捕まるのが早すぎた。単調な投球しかできなかったのが原因。攻撃ではランナーをためることができたのはよかったが、初回のチャンスで三振したところが痛かった。今日みたいな試合をしていてはだめ。接戦にしないとうちは厳しくなるので、チームが1つになって自分たちの試合にすることが大切。次に向けて切り替えたい」
 
青柳主将
「2回の失点は未然に防げたと思う。打線は、序盤でつながりを出してチャンスで1本出すことが大事。次の立正戦で勝ち点を取らないと優勝は厳しくなるので、必ず勝ち点を挙げたいと思う」
 
 
 
(青木 宏平・経営2、撮影=堀部 知・法2)




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