東都春季リーグ第2戦 守り抜く野球を徹底、新たな光も‏


 4月7日、東京農業大グラウンドにて対拓大の第2戦が行われた。前日は、エース山田智弘(商2・県立岐阜商高)が完投2失点の好投を見せたものの、味方の援護むなしく0-2で惜敗している。この試合はどうしても勝利を収めたい一戦である。

 専大の先発投手は1年次生の角田皆斗(商1・栃木工高)。角田は昨夏、チームを栃木県大会ベスト4に導いたエースである。右上手から振り下ろし、繰り出される140㌔超の直球が持ち味の選手だ。その角田は期待通り、3回途中まで被安打1の好投を見せてマウンドを下りた。


▲先発の角田。今後の活躍に期待

 
 次にマウンドを任されたのはまたも1年次生。池田駿(商1・新潟明訓高)だ。この池田は昨夏の甲子園で、エースとしてチームをベスト8に導く活躍を見せた。小気味良いテンポと、打者の内側に直球を押し込めるマウンド度胸が持ち味の左腕である。その池田も同じく、6回途中まで被安打2の好投を見せ、専大新時代を予感させるような二人の1年次生の活躍であった。


▲2番手の池田。強気のマウンドさばきはお見事


 一方の打線は、停滞感は否めないものの、前日に比べて得点機は増える。あと一打が出ずにもどかしいゲーム展開となっていたが、粘り強く耐えてきたチームに最終回にドラマが待っていた。5番の河合優介(商2・明徳義塾高)がセンターオーバーの二塁打を放つと、7番の中井諒(経営4・星稜高)の打球はセカンド後方へ。それを相手セカンドが落球。河合が生還し1点を取り、そのまま1-0で辛くも勝利した。


専大:000000001=1  角田→池田駿→春山/箕浦
拓大:000000000=0  工藤→池田    /浦


■試合後のコメント
高橋薫新監督
「選手がみんな頑張ってくれた。特に1年生のピッチャー二人は良くゼロに抑えてくれたね。相手は好投手だから、2点3点の勝負になると思っていた。ともかく守り抜けて良かった」

青柳直樹新主将(経済4・日本航空高)
「ピッチャーが頑張ってくれた試合。打線はチャンスを生かしきれていなくて、点が欲しい場面で取れていない。二人の1年生ピッチャーが頑張ってくれたのはチームにとって大きいし、ありがたい。次の試合は小さなミスをなくすのと、攻撃では全員で集中して勝ちにいきたい」



(堀部 知・法2、撮影=堀部、青木 宏平・経営2)




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