秋季リーグ戦 対拓大第2戦は延長 15 回引き分け再試合の激闘!



 9月の第4週目は拓大戦が東農大グランドで行われている。
初戦の21日はエース湯本五十六(4・藤代高)が崩れるも、鈴木亮(1・竜ヶ崎一高)が1年生ながら3回途中から8回まで投げ、被安打2、失点1と好リリーフ。残りは山田章裕(4・佐久長聖高)に託された。山田はヒットを3本打たれて1失点するものの、最後は三振で締めた。
 攻撃の面ではヒットは8本でたが繋がらず、2-7で初戦を落とした。


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そして勝ち点を取るためには落とせない第2戦目。専大は1回にヒット2本で簡単に1点を先制されてしまう。その後は先発太田真司(3・金沢桜丘高)、リリーフ片岡聡二郎(4・星稜高)が好投し、9回までを1安打に抑える。

   
▲先発・太田                    ▲リリーフ・片岡


一方守備は堅いが攻撃が繋がらずスコアボードには0が並び、たった1点が遠い専大。しかし8回1アウト2塁で、ここまでノーヒットの4番秋月翼(4・佐久長聖高)が2塁打を放ち、土壇場で同点とする。そのまま1-1としたままお互い譲らず、勝負は延長戦へ。


▲8回に追いついた場面。今日5打数3安打2打点の秋月


専大は11回、またも秋月がノーアウトから2塁打を打ちチャンスを広げる。その後もバントで1アウト3塁とし、7番森山誠(3・金沢高)が犠牲フライで勝ち越すかと思いきや、返球とほぼ同時にホームに還り、秋月はアウトとなって勝ち越すことはできない。

規定により延長は15回まで。その15回表。1-1のまま試合終了かと思えたが、拓大が四球とヒット2本で1点を勝ち越した。後がない専大は四球とヒットで2ウト1、2塁とし、またも当たっている秋月が2塁打を打ち、同点とした。もう1本出ればサヨナラ勝ちのチャンスだったが、最後はセンターフライに終わった。

勝ち点を取るためには、明日明後日と連戦を制さなければならない。4連戦となるため、疲れの影響がどうでるか。またエース湯本以外の投手が好成績なだけに、湯本の出来が勝負を左右すると思われる。


秋月翼主将
「今日は苦しい試合だったが、ピッチャーがよく粘ってくれた。本当はもっと点を取って楽にしてあげたかった。でも粘れたのでこういう野球をやっていればちゃんと自分たちの野球になってくると思うので、これからも守備からしっかりやっていきたい。うちの野球は守備からなので、そういう意味ではいい試合だったと思う。11回のアウトは気持ちに動揺はあったが、そこからしっかり切り替えられたんで結果がついてきたんだと思う。(2打点の活躍でしたが)やっと4番らしくなった。今シーズンよかったのは今日が初めて。明日の試合はピッチャーとか打てないからとかは関係なしで、全員でカバーしながらやっていきたい」



(吉野瞳・文2)



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