関東リーグ第10戦 トップの壁破れず、DivⅡとの入れ替え戦へ



 やはりトップの壁は厚かった。11月22日ダイドードリンコアイスアリーナで関東大学リーグ戦の最終戦が行われ、専大は1位の慶應義塾大学を相手に2―7で敗れる結果となった。序盤から反則が多く、常に一人少ない状況でのプレーが続いたことが敗因だ。


▲試合終了後、肩を落とす選手たち

 第1ピリオドは専大が勢いに乗り、ゴール前から小川恭平(3・長野工業高)のパスを受けた小林和倫(4・軽井沢高)がシュート。鮮やかな速攻で、専大が先制。これで流れに乗ったかと思われた直後、慶大に得点を決められ第1ピリオドは終了。
 第2ピリオドからは専大の戦意を喪失させるかのように、次々と得点を決められ流れは慶大。専大は焦りからか気持ちが抑えきれず、反則が目立っていく。その後攻めるも常に一人欠ける状況により、パス回しやセットプレーが思うようにできず、シュートチャンスすら得られなかった。
 その後第3ピリオドも慶大の猛攻に流れを持っていかれる。終盤、稲葉惇(3・白樺学園高)と小川のアシストを受けた対馬祥之(2・北海高)のシュートが決まるが、点差を縮めることができず試合終了。

惜しくもトップの慶大に黒星をつけることができなかった。今節立教大対日体大戦の試合結果により、専大はリーグ戦5位となり、DivⅡ2位との入れ替え戦に臨むことになった。次戦は11月28日、対神大戦。次戦を落とせば2部降格が決定する。多数のけが人を抱えている中、負けられない戦いが続く。


平野翔太(4・八工大一高)
「フィジカルとか球際の強さとか、相手のほうが気持ちの面でも上回っていた。反則も多かったが、人数が少なくなるとどうしても自分たちのホッケーはできない。2ピリはみんな気持ちが抑えきれず、接触プレーにこだわってしまった。その分ディフェンスの組織が崩れて、失点につながってしまったと思う。自分もそうだが、けが人が多くなってきていて厳しい状態。とりあえずけが人はケアに努めて、全員で入れ替え戦を戦えるよう準備していきたい」


▲#23齋藤陸(1・北海高)

《試合経過》
1stperiod(1-1)
09:23(S)#10小林(assist#14小川)  GOAL!! 1-0
09:44(K)#23  GOAL!! 1-1
2ndperiod(0-3)
02:11(K)#23(assist#19)  GOAL!! 1-2 
08:07(K)#9  GOAL!! 1-3
14:09(K)#10(assist#19、#17)  GOAL!! 1-4
3rdperiod(1-3)
04:07(K)#19  GOAL!! 1-5
09:18(K)#8(assist#19、#14)  GOAL!! 1-6
15:00(S)#44対馬(assist#16稲葉惇、#14小川)  GOAL!! 2-6
15:53(K)#17(assist#9、#27)  GOAL!! 2-7 



(石田美紀・法1 写真=吉野瞳・文2)




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