関東リーグ第4戦 課題克服できず日体大に完敗



 専大にとっては我慢の戦いが続いている。10月15日に行われた日本体育大学戦に敗れ、これで4戦終わって未だ勝ち星なし。課題である序盤から中盤にかけての攻防、フィニッシュの精度は改善されず、この日はディフェンスでもほころびが出てしまった。

           
▲FW#7照井歩(2・清水高)       


▲FW#11袖山佑介(1・軽井沢高)

 序盤から攻勢に出たい専大だが、意識の不統一からか全体の動きはちぐはぐ。ビルドアップの段階で相手のプレッシャーを受け、後方での危ないパス回しが目立った。守備にアクセントを置く日体大は強固な守備ブロックを形成し、パスコースを先読みしてきた。パックが落ち着かない専大は日体大のつくる包囲網を破れず、反撃は第3ピリオド終盤まで待たなければならなかった。

 攻守の切り替えが早い日体大に対し、専大は自陣での反応が鈍かった。先制された場面ではゴール前に上がったパックをウォッチしてしまうなど、攻めきれない焦りが徐々に集中力を奪っていった。3失点目は相手の放り込みに近いシュートを、ここまで奮闘していたゴーリー#71本間貴大(4・東北高)がクリアミスしたもの。その1分前には#34前田健一(3・東北高)がブレークアウェイ(※)を外しており、流れも完全に専大を見放していた。


 終了2分前にとったタイムアウトから猛烈にチャレンジしたが、試合全体を見れば日体大の術中にはまってしまった。リーグ戦は次で折り返しを迎えるが、後半戦へ弾みのつく内容で締めくくりたいところだ。

※ブレークアウェイ…ゴーリーとの1対1


#8平野翔太主将(4・八工大一高)
「後方で取られることが多く、シュートの数は多かったが精度に欠いた。おろそかな気持ちがミスにつながって、反則が多くなってまたミスという悪循環になってしまう。とにかく次の試合まで勝ちにこだわる1週間にしたい」


《試合経過》
1stperiopd(0-0) (shoot 12-13)
2ndperiod(0-2) (shoot 14-15)
0:44(N)#7(assist#21) GOAL!!  0-1
8:17(N)#8(assist#21) GOAL!!(power-play)  0-2
3rdperiod(1-2) (shoot 17-6)
2:54(N)#12(assist#7) GOAL!!  0-3
12:16(N)#74  GOAL!!  0-4

18:15(S)#8平野翔(assist#81武尾) GOAL!!  1-4



(山中克浩・経済2  写真=吉野瞳・文2)



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