関東リーグ第3戦 最終ピリに意地見せるも初勝利ならず



 立教大戦は痛い引き分けに終わり、専大は2戦を終えて勝ち点1とやや出遅れた。しかし、慶応大は3連勝と抜け出たが、次を争うであろう東海大、日体大も開幕2連敗と調子が出ず、2番手争いは混沌としている。10月3日に行われた東海大との一戦はライバルを突き放す絶好のチャンスだったが、終始リードされ勝ち点1がやっとの展開だった。



▲FW斎藤陸(1・北海高)


 決定力不足から序盤攻勢に出たい専大だが、この日もペナルティから常に1人少ない状況での戦いを強いられる。シュートを打つ姿勢は見られるが、いずれも単発で東海大を脅かすまでには至らない。パワープレー(※)時の動きがとくに鈍く、せっかくのアドバンテージを棒に振るシーンが目立った。

 しかし第3ピリオド、1-3とされてからようやく前への推進力が生まれる。次々と相手陣内に入り込み、競り合いでは相手より先に体を入れる気迫を見せた。1点差として14分、2対1をFW小川恭平(4・長野工高)が確実に沈め同点。17分にキルプレーから勝ち越しを許すが、残り1分を切ったところで混戦からFW稲葉哲(1・武相高)が値千金のゴールを決めて食らいついた。


 粘りは見せたが、毎回の反省であるペナルティの多さは変わらず、キルプレーから3失点。エンジンがかかるのも遅く、実力では互角の相手に後手を踏んでいる。次の日体大戦は何としても引き分け以上が求められるが、目下の課題をクリアしなければ厳しいゲームとなる。


※パワープレー…ペナルティで自チームの人数が相手チームより多い状況(⇔キルプレー)


平野翔太(4・八工大一高)
「序盤からつまづいてしまった。走り負けていたし、気持ちが表に出てこない。試合開始から3ピリみたいな必死さがほしい。キルプレーの時の失点もそうだし、失点しているのはいつも同じセットなので、練習から意識してやるしかない。反則せず5対5でやらないと勢いもつかないし、自分たちのプレーが出来ない。とりあえず反則せず、日体大戦は何としても引き分け以上でいきたい」


《試合経過》
1st period(0-1) shoot(11-13)
6:19(T)#10(assist #74) GOAL!!(power-play)  0-1
2nd period(1-1) shoot(6-13)
7:31(S)#11袖山 GOAL!!  1-1
8:30(T)#19 GOAL!!  1-2
3rd period(3-2) shoot(16-15)
4:12(T)#19 GOAL!!(power-play)  1-3
12:17(S)#11袖山 GOAL!!  2-3
14:39(S)#14小川(assist #34前田) GOAL!!  3-3
17:12(T)#19(assist #60) GOAL!!(power-play)  3-4
19:12(S)#19稲葉哲(assist #30壷 #81武尾) GOAL!!(power-play)  4-4


《次戦日程》
10/15 第4戦  vs 日本体育大学 @東伏見ダイドードリンコアイスアリーナ 20:00~



(山中克浩・経済2)



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