関東大会第2戦 勝利するも内容乏しく



 4月13日、ダイドードリンコアイスアリーナで関東大学選手権大会が行われた。専大は先週の試合で東海大学に敗れたため敗者トーナメントにまわっている。第2戦の相手はディビジョンⅡの国士館大学。6-3で勝利を収めたものの、内容には不満が残った。

 東海大戦でのショックや、格下との対戦とあってモチベーションの低下が心配されたが、その不安が的中する。開始から軽いプレーでリズムを乱し、スピードに乗った攻撃は影を潜めた。攻めあぐねているうちにフラストレーションが溜まり、不要なペナルティを連発する悪循環にはまっていく。一方の国士館大は攻めの形を作れないながらも、したたかに専大ゴールを狙いつづけた。1stピリオドにカウンターから2度の決定機を迎えたが、いずれも専大の軽率な攻め上がりを突いたものだった。
 決定力に欠ける国士舘大にも助けられ、2ndピリオドは専大が流れをつかむ。オフェンス陣が機能しはじめ、5得点を挙げて試合の大勢を決めた。しかし、いけなかったのが3rdピリオド。チェックが甘くなり、余計な失点を重ねてしまった。まったく負けそうな気はしないのだが、最後までもやもやの拭えない試合内容だった。

 「相手に合わせてしまう悪い癖がでた」と平野翔太(4・八工大一高)主将が話すとおり、選手個々のモチベーションは低かったように思える。ポイントゲッターの前田健一(3・東北高)も「チームも個人的にもエンジンがかかっていない」と、やはり本調子には遠い。残りは2試合だが、メンタル面でチームを押し上げたいところだ。


▲激しい接触プレーは見応えがある

(スコア)*マイナーペナルティーは2分間の退場となる
1stperiod(0-0)
4:18 #56金子 Roughing
5:05 #21田名部 Charging
6:23 #81武尾 Roughing
13:03 #14小川 Tripping
13:58 #16稲葉 Roughing
14:33 #81武尾 Check-Behind+Miss-Conduct-Penalty(注)
18:40 #4三田村 Hooking

2ndperiod(5-1)
1:04 #34前田 Goal(Assist #17坂本) 1-0
3:45 #10小林 Goal(Assist #56金子) 2-0
7:09 #44対馬 Hooking
11:20 #34前田 Goal 3-0
11:26 #21田名部 Tripping
12:04 #7照井 Goal 4-0
14:01 #56金子 Tripping
14:49 #7照井 Delayin-Game
16:20 国士館Goal 4-1
17:58 #21田名部 Goal(Double Assist #7照井.#23斎藤) 5-1

3rdperiod(1-2)
5:59 #10小林 Cross-Checking
8:39 国士館Goal 5-2
10:44 国士館Goal 5-3
14:45 #21田名部 Goal(Assist #7照井) 6-3

(注)Miss-Conduct-Penaltyは10分間の退場だが、代わりの選手を投入できる。

(日程)
4月18日(土)20:00~ @ダイドードリンコアイスアリーナ
立教大-青山学院大の勝者と対戦



(山中克浩・経済2)



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